オーナーチェンジでの「アパート売却」入門|メリット・デメリットや流れ・売れやすい条件を解説 カテゴリー:アパート売却 関連記事TOP,基礎知識 公開日:2026年7月27日 本記事では、オーナーチェンジの形態でアパート売却を検討している方へ向けて、オーナーチェンジ売却に関する基礎的な事項を網羅的に解説しています。 目次1 1.オーナーチェンジ物件の売却について1.1 1-1.オーナーチェンジ売却のしくみ1.2 1-2.通常のアパート売却との違い1.3 1-3.向いている人1.4 1-4.売却の際に注意が必要な人2 2.オーナーチェンジでアパートを売却するメリット2.1 2-1.入居者に退去を促す必要がない2.2 2-2.売却活動中も家賃収入が途切れない2.3 2-3.リフォームや原状回復の費用を抑えやすい3 3.オーナーチェンジでアパートを売却するデメリット3.1 3-1.オーナー変更に伴って入居者への変更説明・通知が必要3.2 3-2.売却期間が想定しにくい3.3 3-3.相場が安くなる傾向がある4 4.オーナーチェンジ物件の売却の流れと準備4.1 4-1.確認・準備しておくもの4.1.1 レントロールと賃貸借契約書4.1.2 敷金・保証金の預かり状況4.1.3 家賃の入金状況や滞納の有無4.1.4 入居者トラブルの有無4.1.5 修繕履歴や管理状況が分かる資料5 5.オーナーチェンジでも売れやすいアパートの条件6 6.オーナーチェンジ物件を売れやすくするコツ6.1 6-1.売却理由を買主に説明できるようにする6.2 6-2.入居率を高めてから売却する6.3 6-3.オーナーチェンジ物件の売却実績がある不動産会社に依頼する 1.オーナーチェンジ物件の売却について 1-1.オーナーチェンジ売却のしくみ <オーナーチェンジの仕組み 図> オーナーチェンジ物件の売却とは、入居者がいる状態のままアパートを売却し、所有者だけが変わる売却方法です。 売却後は買主が新しいオーナーとなり、家賃収入を受け取る権利や、賃貸借契約上の義務を引き継ぎます。 入居者に退去してもらう必要がないため、賃貸経営を続けながら売却活動を進められる点が特徴です。 1-2.通常のアパート売却との違い 【通常の売却とオーナーチェンジの比較】 通常の売却 オーナーチェンジ 入居者の有無 なし あり 内覧のしやすさ 簡単 難しい 買主の属性 個人 投資家・不動産会社 価格の決まり方 立地・築年数・広さ・周辺相場などで判断 家賃収入・利回り・入居状況など収益性で判断 売却後に引き継がれるもの 物件の所有権 所有権に加え、賃貸借契約・敷金・管理状況など オーナーチェンジ物件の売却は、入居者がいる状態のまま売却するため、買主は購入後すぐに家賃収入を得られます。 そのため、主な買主はマイホームとして住みたい個人ではなく、投資家や不動産会社になります。 通常の売却と異なり、室内を自由に内覧できない場合があるほか、 所有権だけでなく賃貸借契約や敷金、管理状況なども新しいオーナーに引き継がれます。 また、売却価格は立地や築年数だけでなく、家賃収入や利回り、入居状況などの収益性をもとに判断されやすい点も特徴です。 通常のアパート売却、オーナーチェンジ物件の売却を成功させるコツは下記の記事をご覧ください。 関連記事 アパート売却マニュアル|流れや成功させるコツ、税金・費用 等を解説 IPA不動産では無料査定を行っています。 LINEからでもお問合せ可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。 1-3.向いている人 【オーナーチェンジに向いている人】 入居者に退去してもらわずに売却したい人 家賃収入を得ながら売却活動を進めたい人 入居率が高く、収益性をアピールできるアパートを所有している人 賃貸経営をやめたいが、入居者対応で揉めたくない人 オーナーチェンジ売却は、入居者に退去してもらう必要がないため、家賃収入を得ながら売却活動を進めたい人に向いています。 また、入居率が高く、退去手続きや立ち退き交渉によるトラブルを避けたい人にも適した売却方法です。 1-4.売却の際に注意が必要な人 【オーナーチェンジ物件の売却の際に注意が必要な人】 空室が多く、収益物件としての評価が不安な人 家賃滞納や入居者トラブルがある人 築古・老朽化・修繕が必要なアパートを所有している人 早く売りたいが、安く買い叩かれたくない人 空室が多い物件は家賃収入を十分にアピールしにくく、オーナーチェンジの強みを生かしきれない場合があります。 また、家賃滞納や入居者トラブルがある場合は、買主が購入後のリスクを感じやすくなるため注意が必要です。 築古・老朽化・修繕が必要なアパートも、一般的な買主からは敬遠されたり、価格交渉につながることがあります。 ただし、収益物件の売却に詳しい専門業者であれば、物件の状態を踏まえた売却方法を提案できる場合があります。 IPA不動産は、収益物件売買の専門会社です。そのため売却に不安がある物件にも対応しています。 オーナーチェンジで売却できるか知りたい方は、まずはお気軽にお問い合わせください。 選択して下さい 一棟 アパート・マンション・ビル 投資用区分マンション 分譲マンション 戸建 土地 2.オーナーチェンジでアパートを売却するメリット 【オーナーチェンジでアパートを売却するメリット】 入居者に退去を促す必要がない 売却活動中も家賃収入が途切れない リフォームや原状回復の費用を抑えやすい 2-1.入居者に退去を促す必要がない オーナーチェンジ売却の大きなメリットは、入居者がいる状態のまま売却できることです。 賃貸借契約を新しいオーナーに引き継ぐため、入居者に退去を促す必要がありません。 2-2.売却活動中も家賃収入が途切れない また、売却活動中も家賃収入を得られるため、空室にしてから売却する場合と比べて、収支を維持しながら買主を探しやすい点もメリットです。 2-3.リフォームや原状回復の費用を抑えやすい オーナーチェンジ物件の売却では、入居者が住んでいる状態のまま売却するため、退去後の原状回復や室内リフォームを行わずに売却を進めることが可能です。 空室にしてから売却する場合と比べて、修繕費やリフォーム費用を抑えやすく、売却前の手間を減らせる点がメリットです。 3.オーナーチェンジでアパートを売却するデメリット 【オーナーチェンジでアパートを売却するデメリット】 オーナー変更に伴って入居者への変更説明・通知が必要 売却期間が想定しにくい 相場が安くなる傾向がある 3-1.オーナー変更に伴って入居者への変更説明・通知が必要 オーナーチェンジ売却では、売却後に所有者や家賃の振込先、管理会社などが変わる場合があるため、入居者への通知が必要です。 説明が不十分だと、家賃の支払いミスや問い合わせにつながる可能性があります。 3-2.売却期間が想定しにくい 賃貸中のアパート物件では、入居者のプライバシー保護のため、内覧ができないことが一般的です。 購入検討者が慎重になりやすいため、どれくらいの期間で売却できるか予測しづらい点もデメリットです。 3-3.相場が安くなる傾向がある オーナーチェンジ物件は買主が投資家や不動産会社に限られやすく、家賃収入や利回り、入居状況をもとに価格が判断されます。 室内を自由に内覧できない場合もあるため、修繕リスクを見込まれて価格交渉につながる可能性があります。 4.オーナーチェンジ物件の売却の流れと準備 <オーナーチェンジ物件の売却の流れ> オーナーチェンジ物件の売却は、まず不動産会社に査定を依頼し、レントロールや賃貸借契約書などの資料を準備するところから始まります。 その後、仲介や買取などの売却方法を決め、買主を探します。 買主が決まったら売買契約を締結し、決済・引き渡し時に所有権や賃貸借契約、敷金などを新しいオーナーへ引き継ぎます。 通常のアパート売却と大きな流れは似ていますが、オーナーチェンジ物件では入居状況や家賃収入、契約内容が価格や買主の判断に影響します。 4-1.確認・準備しておくもの 【確認・準備しておくもの】 レントロールと賃貸借契約書 敷金・保証金の預かり状況 家賃の入金状況や滞納の有無 入居者トラブルの有無 修繕履歴や管理状況が分かる資料 レントロールと賃貸借契約書 レントロールは、現在の家賃収入や入居率を把握するために、賃貸借契約書は、入居者との契約内容を確認するために必要な資料です。 各部屋の家賃や契約状況、空室状況などを確認できるため、買主が物件の収益性やリスクを判断する際の重要な材料になります。 敷金・保証金の預かり状況 敷金や保証金の預かり状況も、売却前に整理しておく必要があります。 敷金や保証金は賃貸借契約書に記載されていることが多いものの、実際の預かり金額や精算状況もあわせて確認しておくことが大切です。 オーナーチェンジ売却では、敷金や保証金の返還義務が新オーナーに引き継がれるため、部屋ごとの金額を整理しておきましょう。 家賃の入金状況や滞納の有無 家賃の入金状況や滞納の有無も、売却前に確認しておきたい項目です。 買主は、購入後に安定した家賃収入を得られるかを重視するため、家賃が毎月きちんと入金されているか、滞納が発生していないかを確認します。 滞納がある場合は、隠さずに伝えることが大切です。 事前に状況を整理しておくことで、買主がリスクを把握しやすくなり、売却後のトラブル防止にもつながります。 入居者トラブルの有無 入居者トラブルの有無も、売却前に確認しておきたい項目です。 たとえば、騒音トラブルや近隣トラブル、家賃滞納、設備不具合へのクレームなどがある場合、買主は購入後の管理リスクを不安に感じます。 トラブルがある場合も、隠さずに状況を整理して伝えることが大切です。 修繕履歴や管理状況が分かる資料 修繕履歴や管理状況が分かる資料も、売却前に整理しておきましょう。 買主は、購入後に大きな修繕費が発生しないか、これまで適切に管理されてきた物件かを確認します。 過去の修繕内容や工事時期、設備交換の履歴などが分かると、買主に建物の状態を説明しやすくなります。 資料が不足していると修繕リスクを高く見られ、価格交渉につながる可能性があるため、管理会社の報告書や修繕明細などを準備しておくと安心です。 5.オーナーチェンジでも売れやすいアパートの条件 【オーナーチェンジでも売れやすいアパートの条件】 築年数が浅い 立地条件が良い 入居率が高く、空室が出てもすぐに埋まりやすい ワンルームタイプで投資需要がある 売却価格が相場通り、または割安感がある オーナーチェンジでも売れやすいのは、買主が購入後の収益をイメージしやすいアパートです。 築年数が浅い、立地条件が良い、入居率が高いといった物件は、家賃収入が安定しやすく、投資家や不動産会社から検討されやすくなります。 また、空室が出てもすぐに埋まりやすいエリアや、単身者向けのワンルームタイプなど、賃貸需要が見込める物件も売却しやすい傾向があります。 売却価格が相場通り、または割安感がある場合も、買主にとって収益性を判断しやすく、売却につながりやすくなります。 ただし、すべてのアパートがこれらの条件に当てはまるわけではありません。 築年数が古い、空室が多い、修繕が必要といった物件でも、売却方法や買主の探し方によってはオーナーチェンジで売却できる可能性があります。 物件の状態に不安がある場合は、収益物件の売却に詳しい不動産会社へ相談し、適切な売り方を検討することが大切です。 6.オーナーチェンジ物件を売れやすくするコツ 【オーナーチェンジアパートを売れやすくするコツ】 売却理由を買主に説明できるようにする 入居率を高めてから売却する オーナーチェンジ物件の売却実績がある不動産会社に依頼する 6-1.売却理由を買主に説明できるようにする オーナーチェンジ物件では、買主が「なぜ売却するのか」を気にすることがあります。 売却理由が分からないと、「空室が埋まらないのではないか」「入居者トラブルがあるのではないか」と不安を持たれる可能性があります。 虚偽の説明は避けつつ、物件の状況や改善できる点を整理し、買主が適切な期待感を持てるように伝えることが大切です。 6-2.入居率を高めてから売却する 空室が多いアパートは、買主から「購入後も入居者が集まりにくい物件」と見られる可能性があります。 特に、家賃収入を目的に購入する投資家にとって、入居率は重要な判断材料です。 売却前に可能な範囲で空室を減らしておくことで、物件の収益性をアピールしやすくなります。 満室に近い状態であれば、購入後の運用イメージを持ってもらいやすく、売却活動も進めやすくなります。 6-3.オーナーチェンジ物件の売却実績がある不動産会社に依頼する オーナーチェンジ物件は、通常のアパート売却とは見られるポイントが異なります。 買主は家賃収入や利回り、入居状況、修繕履歴などをもとに購入を判断するため、収益物件の売却に詳しい不動産会社へ相談することが大切です。 IPA不動産では、アパートや一棟マンションなどの収益物件の売却を専門に対応しています。 各物件の状態や入居状況に応じた売却方法をご提案しています。 オーナーチェンジで売却できるか不安な方や、物件の売り方に迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。 選択して下さい 一棟 アパート・マンション・ビル 投資用区分マンション 分譲マンション 戸建 土地