カテゴリー: アパート売却事例・体験談
当社の取引先であるマンション販売会社の営業の方から、お客さんを助けてほしいと相談があり、Nさんをご紹介していただきました。
Nさんはそのマンション販売会社の他一社から計5戸のワンルームマンションを購入されており、月々の収支は5戸トータルでマイナス8万円になっていました。 更に7年前に金利4%以上のフルローンで新築アパートを購入しており、そのアパートが大きな問題になっているというお話しなのです。
そのアパートは築5年を過ぎたころから家賃が各部屋1万円以上下落した上に4部屋空室となり、経営状況が火の車になってしまい、ワンルームマンションの赤字分を足すと月々20万円以上にマイナスになっておりました。 年間を通すと固定資産税の支払いもあり、全部で300万円以上の赤字状態です。 Nさんの貯蓄は1年で底を尽きて税金を滞納してしまい、アパートを差押えされてしまいました。 更にローンの返済も支払うことができず、いつ競売の申し立てをされるか分からない状態でした。 かなり厳しい状況ですがNさんも売却して改善できるまで、頑張りたいという気持ちでした。
1.支払いができず差押えられてしまい、どうしたら良いか? 2.競売や破産になるのは避けたい 3.アパートを売却したい
【Nさん属性、物件内容】 40代男性(会社員) 神奈川県川崎市(2階建て/木造/18戸)
まずはご所有の物件全ての調査を行い、売却査定をしました。
売却査定ではワンルームマンションの1件は売却益が出ることが分かりましたが、その他は借入残債以下の査定金額になりました。 そこでワンルームマンション1件を売却した利益で税金分を支払って、アパートは任意売却をすることの計画を立てていきました。 そして差押えられている川崎市と債権者の金融機関、両者に任意売却の相談を幾度としていき、川崎市の方はワンルームマンションの売却益で完済をするということで話がまとまり、金融機関の方は売却金額と残債の乖離が1,000万円以上ありましたが、抵当権抹消に承諾していただけました。 アパートの売却先は弊社顧客の個人投資家様に購入していただくことになり、差押えと抵当権を抹消することができて無事に売却が完了しました。
Nさんは今まで不動産屋の言うことを全て鵜呑みにして購入してしまった結果、こんな大変なことになってしまい、「馬鹿なことをした」と反省しておりました。 しかし最終的には不動産屋に救ってもらった訳だから、「自分で付き合う業者は見極めないといけない」と言っておられました。 任意売却後は2人目のお子様にも恵まれて、ご家庭もお仕事も順調にお過ごしになられているようです。
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